少し前に、会社の若い人たちと話をしていてふと思ったことがあります。その話の内容というのが「自分にとっての仕事とは何なのか」というちょっと堅いテーマでした。話の流れでそうなってしまったのですが、男性だとやはり生活のためという回答がほとんどでした。しかし、中には仕事は趣味みたいなもの、というちょっと驚きの発言をした人もいましたが…。
その中で少し気になったのが、若い女性社員の考え方です。「結婚したら辞める」ですとか「面倒になったら辞める」といった発言をする人が何人かいました。それがいいとも悪いとも思いませんし、仕事に対する考え方は人それぞれです。「仕事辞めたいから結婚したい」という人もいましたが、専業主婦になりたいということでしょうか。もしそうであれば、専業主婦の大変さを理解してから判断してもよいと思います。
専業主婦というのは、本当に大変です。やることは山ほどあるのに、給料はどこからも出ません。勤務時間は早朝から夜中までです。力仕事もありますし、暑い日も寒い日も関係なくこなさなくてはならない仕事もあります。しかも年中無休です。会社のように決まった休憩時間はありません。これに育児がプラスされると、寝不足になるうえに休む間もないでしょう。少なくとも、専業主婦は「仕事よりは楽」というわけではないですよね。
今の時代は共働きが多く昔に比べて専業主婦をする人は減りましたが、経済面や生活環境のことなどを考えて自分に合ったスタイルで過ごすことができれば一番いいのではないでしょうか。